180日の数え方と季節の配分
住宅宿泊事業の届出をした民泊施設は、4月1日の正午から始まる1年に、180日まで人を泊められます。沖縄には1年を通して観光客が訪れ、最も少ない1月でも、最も多い8月の約8割の観光客が訪れます。
180日の数え方
- 1年は、毎年4月1日の正午から、翌年4月1日の正午までです。1月1日から数えるのではありません。
- 日数は、正午から翌日の正午までを1日と数えます。1泊なら1日、3泊なら3日です。
- 同じ日に2組を泊めても、1日と数えます。複数の部屋をまとめて届け出た宿は、どれか1室に人を泊めた日を1日と数えます。
- 日数は、宿(届出住宅)ごとに数えます。宿を引き継いだ事業者は、前の事業者が泊めた日数も足して数えます。
旅館業の許可を受けた簡易宿所には、日数の上限がありません。2つの違いは、民泊の届出と、旅館業の許可(簡易宿所)の違いで比較できます。
180日を超えるとどうなるか
予約サイトの会社は、掲載した宿が泊めた日数を、毎年4月15日までに観光庁へ報告します。180日を超えた宿は、県や市の指導を受けたうえで、予約サイトの新しい予約を止められます。
泊めた日数は、宿泊の記録帳に予約を記録すると、自動で数えられます。
条例の区域では、営業できる日がさらに少ない
沖縄県と那覇市は、住宅街や学校の周りでの民泊の営業を、条例で平日などに制限しています。この区域にある宿は、180日より少ない日数しか営業できません。
| 区域 | 営業できない期間 |
|---|---|
| 低層住居専用地域・中高層住居専用地域(県の条例) | 月曜日の正午から金曜日の正午まで(休日を除く) |
| 学校の周囲100m(県の条例) | 学校で授業がある期間(休日を除く) |
| 住居専用地域(那覇市の条例) | 日曜日の正午から金曜日の正午まで(連休を除く)。営業できる日は、那覇市の資料で年に約110日です |
| 文教地区・学校の周り(那覇市の条例) | 学校の休業日以外の日。営業できる日は、那覇市の資料で年に最大約120日です |
県の条例の区域は、市町村によって違います。物件がどの区域にあるかは、市町村ごとのページで確認できます。
沖縄の月ごとの観光客
沖縄県を訪れた観光客(令和7年度)
1年で1,093万5,300人
- 4月88.26万人
- 5月84.26万人
- 6月83.89万人
- 7月94.76万人
- 8月107.49万人
- 9月94.86万人
- 10月98.61万人
- 11月89.45万人
- 12月86.28万人
- 1月83.6万人
- 2月84.28万人
- 3月97.79万人
国内と外国からの観光客の合計です。沖縄県「令和7年度 沖縄県入域観光客統計概況(確定版)」から作成しました。
観光客が最も多い月は8月(107万4,900人)で、10月(98万6,100人)と3月(97万7,900人)が続きます。最も少ない月は1月(83万6,000人)です。
営業日をどの季節に使うか
180日は、1年の約半分です。観光客の少ない月に予約を受けすぎると、観光客の多い月に営業できる日が残りません。8月・10月・3月に営業できる日を残しておきましょう。
条例の区域にある宿は、週末・休日や学校の休みにしか営業できません。そのため、観光客の多い月の週末や連休に、予約が入りやすいよう料金を決めましょう。料金の決め方は、予約サイトと料金の設定で説明しています。
知っておきたいこと
民泊の依頼先と選び方行政書士・不動産会社・消防設備・保険・宿の売買。何を依頼でき、何を見て選ぶか。くわしく見る民泊の届出と、旅館業の許可(簡易宿所)の違い年180日までか、日数の上限なしか。住居専用地域でできるか。くわしく見る管理の委託が必要な宿家主が住まない宿・部屋が6つ以上の宿は、管理業者に委託します。くわしく見る民泊の消防設備家主が住まない宿は、旅館と同じ扱い。火災報知設備が必要です。くわしく見る予約サイトと料金の設定使える予約サイト、届出番号、宿泊税を踏まえた料金。くわしく見る開業までにかかるお金手数料・消防設備・家具、運営代行の料金の例、使える補助金。くわしく見る離島で民泊を始めるとき宮古島・石垣島ほか。窓口と、島で運営する運営代行。くわしく見る廃止するとき・宿を売却するとき廃業の届出の期限と、旅館業の宿を引き継ぐ承認。くわしく見る宿泊税のしくみと計算2027年2月から。1人1泊の素泊まり料金の2%。くわしく見る宿泊の記録帳予約を記録すると、毎月の宿泊税・定期報告・180日の残りを集計。くわしく見る